本記事の構成(=もくじ)
“売れる営業マン”の営業スタイルは大きく変化している
インターネットが普及し始めた2000年を境に、市場に求められる営業スタイルは大きく変化してきました。
ひと言でいうなら、昔は「攻め」今は「守り」。
売れてる営業マンのマインドを、サッカーのフォーメーションで例えるなら、
5(DF)-4(MF)-1(FW)の感覚です。
5(DF)-4(MF)-1(FW)の営業スタイルとは
5-4-1とは、11人の営業部隊の話ではありません。
1人の営業マンとして、より、ディフェンスを重視した営業スタイルです。
そういう意味で、昔型の売れる営業マンは、1(DF)-4(MF)-5(FW)。
商品説明もそこそこにクロージング一辺倒。
多勢のフォワードがボールを押し込むようにシュートしまくってる感覚です。
5(DF) 営業のディフェンスとは
その名のとおり「守り」です。
「守り」には、二つの意味があり、一つは「時間を守る」「約束を守る」「礼儀を守る」など、人との信頼関係を構築するうえで、最も基本的な姿勢のことです。
もう一つの守りとは、「嫌われない」ということ。
言葉だけを見ると、消極的な考えのように見えますが、「嫌われない」というのは、営業として、もっと言えば人間として、非常に重要な要素です。
なぜなら、人間はすべての判断を「好き or 嫌い」または「快楽を求める or 苦痛を避ける」で行っているからです。
4(MF) 営業のミッドフィルダーとは
簡単に言えば「対応」です。
お客さんに対する商品説明あるいはプレゼンテーションが「攻めの対応」。
お客さんの疑問や不安に対する誠実な回答は「守りの対応」です。
“継続性のあるビジネス” という観点においては、双方にメリットのある商談しか成立しませんので、ある意味、お客さんとの関係性は対等です。
その分野のプロフェッショナルとして、より良い提案をし、誠実に応えるのが、営業活動におけるミッドフィルダー的マインドです。
1(FW) 営業のフォワードとは
最後にシュートを打つのがフォワード。「攻め」です。
いくら、ゴールがガラ空きでも、ボールを蹴らなければ得点になりません。
オーバーヘッドキックやボレーシュートのように、派手で鮮やかなシュートであろうが、弱々しいゴロであろうが、相手のオウンゴールであろうが、受注を求める姿勢を出さなければ得点にはなりません。
ヤル気は満々だけど売れない営業は、商談時のボール(話しのポイント)がどこにあろうと、売りたい一心で、フォワードエリアに心が集中しています。
かたや、売れてる営業は、ガラ空きのゴールに最後のひと蹴りをして、ボールを転がして入れているだけです。
なぜ、売れる営業マンは5-4-1のスタイルなのか
今さら、あらためて言う事でもないのですが、最初にあったように、インターネットが広く普及し始めた2000年を境に、購買スタイルは大きく変化してきました。
自分自身の購買行動を考えてもわかる通り、大きな買い物であれ、小さな買い物であれ、商品について、価格や噂、評判や販売会社についてなど、あらゆる情報を持った状態で、買い物を行なっています。
言い換えれば、今の時代、得点を増やすこと以上に、点数を失わないことが重要になってきており、営業マンに対して、より、人柄や人間性が求められる時代にあると言えます。
5-4-1の営業マインドで、売れない営業から売れる営業になる
まとめると・・・
- ディフェンスとして、
「時間、約束、礼儀を守る」を意識し、身なりや言葉づかいを整え、最低限、人として嫌われない、できれば好かれる人物になる - ミッドフィルダーとして、
相手の疑問や不安に対して誠実に対応し、プロフェッショナルとしてより良いプレゼンテーションを行なう - フォワードとして、
どれだけ商談のポゼッション率(ボール保持率)が良くて、良い雰囲気の商談であっても、必ずシュートを放つ
まずは、そのマインドセットが重要なのではないでしょうか。
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