本記事の構成(=もくじ)
1円も使わずに会社の利益を上げる簡単な方法
今回も「コスト0円で効果大」シリーズ。
なぜ、儲からないのか?とお考えの方にお勧めしたい内容。
お金をかけずに会社全体の生産性意識を上げ、利益を出すやりかたがあります。
確認すべき経営指標
あたりまえですが、営業会社には営業マンがいます。
営業会社のジレンマとして、営業マンの数が増え、売上は上がっているけど、固定費がかさみ、実際は儲かってない。
という問題があります。
それを解決するために、確認すべき経営指標があり、それが『労働生産性』です。
労働生産性
労働生産性というのは、
東亜食品工業社長の木子吉永さんが書いた「なぜ、儲からないのか」という本に書いてあり、非常に影響を受け実践している考え方です。
労働生産性とは何かというと会社の総粗利÷総社員数です。単純に社員一人当たりいくらの粗利額になっているか?という計算です。
たとえば、会社の総粗利額が1ヶ月に1,000万だとして総社員数が10人でしたら、労働生産性は「100万円」ということです。
厳密に言えば、社長は2人3人分で計算しましょうとか書いてありましたが、単純に粗利÷社員数で考えていいと思います。
とにかく、会社の生産性を上げたければ、それを一番大事な指標とし、労働生産性という言葉を社内の共通用語にしてしまおうということです。
自社の労働生産性を過去にさかのぼって計算する
先ず、自社の労働生産性を過去にさかのぼって計算してみれば一番良いのです。
労働生産性が良いときは、色々な面で余裕があるのがわかります。もしかしたら海外旅行とか決算賞与をだしているかもしれません。
もし、売上げが前年比であがっていても、利益が低いときは労働生産性が低いときです。極端に言えば、売上や粗利が2倍になっても、社員が3倍になっていたら労働生産性はかなり下がりますので、結果的に利益が低かったり資金繰り悪くなっていたりする現象として現れます。
肌で感じられるほどの違いがあるのであれば社員と出来事を振り返って共有し、去年は労働生産性150万だったから決算賞与がでたし旅行もいったよね。
だけど、その前の年は労働生産性が100万だったらそんなことは一つもできなかったし、社員も増やさなかったよねと。
営業マンへの売上管理認識
実際のところ、
今期の粗利2億円でした。
今期は売上10億円でした。
といった総額を聞いても、自分の給料がどうなるのか?しか考えてない営業マンにとっては、まったくピンきていません。
経営者ではない、営業マンは体感的に解らないんですよね。
だから、労働生産性の額と、出来事を照らし合わせて解るように伝えてあげることも必要です。そうすると、社員全体で生産性を上げようとする雰囲気が出てきます。
例えば、
拠点が東京と大阪にあるとして大阪営業所は労働生産性100万円とします。そこで、営業増員する計画がでたとしても力量のない人を入れると労働生産性が単純に下がりますので、大阪の所長は採用というものに非常に真剣になってきますし、また、育成にも真剣になってきます。あるいは、総務部署が増員して欲しいと考えても、従来のように、「忙しいから」という単純発想ではなく労働生産性として、無駄な増員にならないか?を総務部も考えるようになります。
目指す指標を労働生産性に変える
労働生産性は、指標として非常に単純明快です。
しかも、営業マンに対しては売上より重要な粗利に対しての意識が自然と高くなるのでやらない手はありません。
目指す指標を労働生産性に変えるだけ。これだけで会社全体の生産性が上がっていきます。
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