売れる営業になる最強の下地は「人から好かれること」だと考えています。
極端な話、商品は同じで面談した相手が「嫌い」な場合と、「好き」な場合ではどちらから買おうと思いますか?
相手から好かれる5つのポイント
相手はあなたを無意識に「好き」か「嫌い」かを判断しています。
しかし、カリスマ性があるとか尊敬されるような実力があれば良いのですが、私も含め普通の人が、相手から好かれるのはどうすればいいのか?
もちろん、シャツの胸元をワイルドに開いても、ご機嫌をとるよう下手にでてもダメです。
人によって受取り方が変わるものでなく「すべての人がハマる」コミュニケーションを取っていかなければ・・・それにはすべての人に共通する普遍的な原則を思い出す必要があります。
そもそも、どういう時に人は人を好きになるのか?
ここで思い出したいのが次の原則です。
「人が一番気にかけているのは、自分のことである」
その上で、具体的なポイントはこの5つ
- 自分のことをよく知ってくれている人が好き
- 自分が不安な時に優しくしてくれた人が好き
- 自分を想ってくれる人が好き
- 自分に何かを与えてくれる人が好き
- 自分を特別扱いしてくれる人が好き
では具体的に何をするのか。例えばこんな簡単なことで良いのです。
1.自分のことをよく知ってくれている人が好き
人は自分のことをよく知ってくれている人が好きです。
「2人だけの秘密ね・・・」ではないですが、自分のことを話した相手に好感を持った経験ってないでしょうか?先に自己開示をして、相手のことを深く知るように努めましょう。
2.自分が不安な時に優しくしてくれた人が好き
人は不安な時、悩んでいる時、そばに居てくれる人を疑いなく受け入れます。
商品の説明の前に、不安や不満、悩みを積極的に聞きましょう。
3.自分が嬉しい時に一緒に喜んでくれる人が好き
人は嬉しい時、喜びを共有できる人を好きになります。
相手の成果が出た時は「ホントに嬉しい!」と、自分ごとで共に喜びましょう。
4.自分に何かを与えてくれる人が好き
人は「与えてくれる人」に対し単純に魅力を感じてしまいます。
人たらし術の極意はたった一言。「与えればよい」となっています。お菓子や本など有形のものでも、言葉や情報など無形のものでも、とにかく与えることを意識しましょう。
5.自分を特別扱いしてくれる人が好き
人はえこ贔屓してくれる相手に好感を持ちます。
特別なプレゼントや特別条件等、相手を他のお客さんよりも「えこ贔屓」してみましょう。
プレイベートもビジネスも好き嫌い
日本経営合理化協会理事長会長 牟田学氏は『打つ手は無限』の中でこうおっしゃってます。
評価のほとんどが、正誤表よりも、好き嫌い、喜怒哀楽が主体である。結婚相手を選ぶときはもちろん、ネクタイ1本でも、食事を選ぶときでも。決定要素は「好き嫌い」である。お客様が、自分の会社の商品を買ってくださる最大要因も好き嫌いに他ならない。人間行動の規範は圧倒的に好き嫌いである。
相手に好かれて、売れる営業になるための最強の下地を手に入れて下さい。